シフノス島のアミグダロタとパステリ |
先日、夫の会社の従業員の女の子が結婚したのですが、下の写真はその時に頂いたお菓子です。今回はこれらのお菓子についてのお話。
手前:アミグダロタ(単数形はアミグダロト)、奥:パステリ。
アミグダロタ
細かく挽いたアーモンドと砂糖を練り合わせた、餡のようなお菓子。いわゆるマジパンですが、ギリシャのものは挽きが粗く、アーモンドそのものの味わいがより強く感じられます。
全国的に作られますが、今回頂いたシフノス島のものはじめ島々のものが特に有名で、婚約や結婚式で配られるお菓子でもあります。地方によって呼称、形状、副材料はさまざま。例えばヒオス島では特産品の蜜柑で風味を付けたりします。
パステリ
胡麻を蜂蜜のシロップで固めたお菓子。これも全国的に見られますが、大きく分けて柔らかいタイプと硬くサクサクしたタイプがあります。写真のは、柔らかいタイプ。地方によっては、スパイスなどで風味付けされていたりナッツが入ってたりします。
発祥は古代ギリシャ時代と古く、材料の胡麻・蜂蜜ともに生命のシンボルであることから、結婚式などのお祝いなどにも用いられます。
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結婚式ではこの他に普通のクフェタ(アーモンドをシュガーコーティングしたお菓子。ヨーロッパでは一般的に結婚式などで配られる)も頂いたんですが、最近はアーモンドの代わりにチョコレートが入ってるタイプのクフェタも一般的。今回頂いたものはアーモンドとフルーツフレーバーのホワイトチョコレート両方が入ってるもので、とっても美味しかったです^^